〇企画趣旨
2025年10月14日にWindows10の延長サポートが終了することを受け、多くの企業がITインフラの刷新を迫られています。これまで先送りにしてきたPCの更改や、業務アプリケーション、セキュリティシステムの見直しが一気に進む一方で、業務プロセスそのものにメスを入れず、表面的なアップデートにとどまってしまうケースも少なくありません。今、このタイミングを「単なる更新」ではなく、「働き方と経営の抜本的な見直し」と捉えることができるかどうかが、企業の競争力を左右する分水嶺になりつつあります。
一方で、生成AIの進化は、かつてないスピードで私たちの仕事環境に浸透し始めています。従来のように特定の人がAIツールを操作するという枠を超え、今やAIがユーザー体験(UX)に自然と溶け込み、あらゆる社員が日常業務のなかでAIと共に考え、判断し、成果を生み出す環境が現実となってきています。こうした変化は、テレワークやハイブリッド勤務といった働き方の柔軟性と相まって、職場と業務の在り方を根底から問い直しています。
また、「人的資本経営」が注目される今、企業は人材を“コスト”ではなく“価値”としてとらえ直し、いかに育て、いかに活かすかが真剣に問われています。スキルの見える化、エンゲージメントの向上、リスキリングの実践、キャリア自律の支援──これらを実現するためには、制度設計だけでなく、社員一人ひとりが変化を体感できるようなUX設計とIT基盤の再構築が不可欠です。
本カンファレンスでは、こうした複雑かつ相互に絡み合う課題に対し、AI・IT・組織改革の視点から、実務に落とし込むためのヒントと実践知を共有します。OS更新を起点としながらも、その本質を「変革の機会」と捉え、AIと人が共に成長し、生産性と働きがいの両立を実現していくために何を見直していくべきかを考察できる機会となればと思います。
≪開催概要≫
開催日時 6月25日(水) 14:00~15:50
会 場 会場対面および、オンラインLIVE配信のハイブリッド開催
会場参加:文藝春秋本社ホール(千代田区紀尾井町3-23)
オンライン参加:Zoomウェビナー
参加対象 企業経営者、経営幹部、経営企画部門、働き方改革部門、
新規事業部門、DX推進部門の方々など
定 員 会場参加 50名 / オンライン参加 300名~
参加費用 無料(事前登録制)
主 催 文藝春秋
協 賛 レノボ・ジャパン合同会社
〇来場特典
ご来場のお客様へ越川様のベストセラー著書「AI分析でわかった トップ5%社員の習慣」を1冊プレゼント

〇申込特典
申込者様限定にて2週間のアーカイブ視聴をいただけます。
≪プログラム≫
14:00~14:40 基調講演
AI時代も成果を出し続ける 『各企業のトップ5%社員たちに共通する働き方』
~働き方の再設計と生産性の再定義~

株式会社クロスリバー
代表取締役社長
越川 慎司氏
日本企業を経て2005年にマイクロソフト米国本社へ入社。その後、業務執行役員としてExcelやPowerPointなどの事業責任者を務める。2017年には週休3日・複業を実践する会社を設立し、約800社の働き方改革を支援。17万人の行動データをAI分析し、「正しい働き方」を年間200件以上のオンライン講座や講演で紹介。著書は8年で31冊、累計124万部を突破。代表作は『世界の一流は「休日」に何をしているのか』、『トップ5%社員の習慣』など。企業向けオンライン講座の受講者満足度は平均98%、実際に行動に移す受講者は95%以上。テレビやラジオなどメディア出演多数。
14:40~15:10 課題解決講演
AIがUXに溶け込む時代の到来
明日のクライアントコンピューティングを考える

レノボ・ジャパン合同会社
エバンジェリスト
元嶋 亮太氏
Windows 10 サポート終了への対応が佳境に入る今日、クライアントコンピューティングへの目線は2025年10月14日のその先へと向き始めています。本セッションでは、今だからこそ知っておきたいOS移行の要点を抑えつつ、次の5年を見据えたPCの進化の「いま」を余すことなくお伝えします。
15:10~15:50 特別講演
AI・DXが実現する新しいエコシステム
~ 課題先進国 日本への処方箋 ~

東京大学大学院
情報理工学系研究科 教授
江崎 浩氏
1987年 九州大学 工学部電子工学科 修士課程 了。 (株)東芝 入社。1990年より2年間 米国ニュージャージ州 ベルコア社、1994年より2年間 米国ニューヨーク市 コロンビア大学にて客員研究員。 1998年東京大学 大型計算機センター助教授、2001年東京大学 情報理工学系研究科 助教授。2005年より現職(東京大学 情報理工学系研究科 教授)
WIDEプロジェクト代表。 MPLS-JAPAN代表、JPNIC(日本ネットワークインフォメーションセンター)理事長、東大グリーンICTプロジェクト代表、日本データセンター協会 副理事長/運営委員会委員長、IPTVフォーラム理事長、JNSA(日本ネットワークセキュリティー協会)理事長、CSAJ(日本クラウドセキュリティー協会)会長。工学博士(東京大学)。
